ブログ作成時はここに注意!ネット上でのマナーに気を付けよう!
ブログ作成をする場合好きな事を自由に書くことができますが最低限のマナーを守る必要はあります。ネット上ではデータのやりとりを簡単にすることができるので、軽い気持ちでブログを運営すると後で問題になることがあります。
この記事ではブログ作成をする時に問題になりかねないマナー違反や注意すべきポイントを解説したいと思います。
1.ブログ作成の注意点1:著作権を侵害しない
メディアなどでよく著作権や肖像権という言葉をよく聞くことがありますよね。音楽や映像、画像などには作った人の権利を保護する著作権があるにも関わらず、無断で使用してしまうと問題になります。実際にあった事例を見てみましょう。
著作権侵害の事例
・JR東日本の例
JR東日本は「特急いなほ」のキャンペーンページを作成する時にある個人ユーザーのブログにあった写真を無断使用しました。いなほはJR東日本の所有物であるにも関わらず、写真の著作権を害したとして問題になりました。
・著作権フリーの画像と考えて無断使用した例
ある業者の従業員は、画像などを販売している業者の写真を無断で使用して20万円の損害賠償を命じられました。従業員は「著作権を示すような記述が特になかったフリーサイトから引用したので問題ない」と考えたようですが、フリーサイトであっても著作物の可能性がある以上違法になるとして有罪になりました。
トラブルを防ぐために
このようなトラブルを防ぐためには、画像や映像などを販売している業者からお金を払って著作物を使用する権利を買うのが一番です。また売り物でない場合は、著作権を持っている相手に使用許可を求める必要があります。
2.ブログ作成の注意点2:プライバシーや肖像権を侵害しない
別の注意点はプライバシーの侵害や肖像権の侵害です。誰かが勝手に自分の写真や映像をブログやSNSに載せたら嫌な気持ちがしますよね。簡単に写真や動画をアップロードできる時代だからこそプライバシーの侵害や肖像権の侵害に該当してしまう恐れがあります。
肖像権の侵害の事例
簡単に言えばプライバシーの侵害とは「私生活に関する物事を無断で公開されない」権利で、肖像権とは「無断で自分の姿を撮影されたり公開されたりしない」権利です。これらの権利を侵害した事例を見てみましょう。
・プライバシー侵害をした介護業者の例
ある介護業者とヘルパーは、利用者の介護の様子を勝手にブログに紹介されたとして訴えられ、結果的に両者に合計280万円もの損害賠償が命じられました。ブログにつづられたことが真実であったとしても、知られたくない私生活を勝手に公表するのは問題です。
・肖像権の侵害をした例
ブログに使った例ではありませんが、ある男性がサウナ設備を購入してサウナ販売会社がその男性の実名と顔写真を勝手に広告に利用したために損害賠償が命じられたことがあります。
このようにプライバシーの侵害や肖像権の侵害によって損害賠償が発生する事例は意外と多くあります。ちなみに人がたくさん集まるような場所で写真を撮ったときには大勢の人の顔が写りこんでしまうでしょう。それを公開したら肖像権の侵害になるかというとそうとは限りません。それ自体が不利益を与えることにはならないからです。
トラブルを防ぐために
自分がもし同じ情報を公開されたらいやな気持がするかどうかをよく考え、できるだけ他の人の情報はブログ内に書かないようにするのが良いでしょう。それが真実であるかどうかに関係なく、基本的に恥ずかしいことやネガティブな事実は書かないのが鉄則です。必要な場合は許可を取るのも大切です。
3 .ブログ作成の注意点3:ネガティブ表現に注意!
インターネット上では実名ではなく匿名で色々と書き込むことができるので、ついつい気が緩んで余計な事を投稿してしまう場合があります。でもネガティブな表現をいろいろと書いてしまうのには要注意です。
例えば他人の悪口を言ったり事実でないことを言ったりすれば、読んでいる方も嫌な気持ちがしますし、もし悪口を言われた当人がそのブログ記事について知ったらもっと嫌な気持ちになります。場合によっては名誉棄損で訴えられる可能性すらあります。
ネガティブ表現が問題になった事例
・ブログで中傷記事を書いた事例
あるブロガーはかつての仕事仲間だった人に関して、その人の氏名を公表したうえで「詐欺行為をしている」「嘘をいう」「不倫をしている」などの内容の記事を自身のブログに載せました。さらにその人の家族への誹謗中傷も記事に書いて精神的な苦痛を与えました。結果的にこのブロガーは名誉棄損罪で刑事罰が科されました。
トラブルを防ぐために
他の人や会社、団体に関する嘘を絶対に書いてはいけません。また仮に事実であったとしても相手方の社会的な評価を下げるようなことを公の場で公表するのはマナー違反です。ですから基本的にブログにはポジティブな内容のことだけを書くように心がけましょう。読んでいて幸せになるような内容の記事を書けば、トラブルを防げるだけでなく閲覧者から好感を持ってもらいやすいです。
4.まとめ
インターネット上でのやりとりは自分や相手の姿が見えにくい分、マナーを忘れてしまいがちなことがあります。著作権やプライバシー、肖像権などは絶対に守るようにし、書く内容もポジティブなものだけにしましょう。ブログ作成は簡単に始められるからこそ注意が必要です。